「来月までに仕事が決まらなければ、死にます」
Vさんが、相談室で始めに行った言葉です。
前職で不当解雇され、労基署に相談に行ったけれど
労基署では
Vさんは自己退職だから、会社は悪くないと言われ、
人間不信、就職してもまた理不尽な目に合うのではないか
と恐ろしくなり、
就職活動すらすることができず、1年以上失業状態でした。
私が、お話を伺うと、
不当解雇であることはあきらかです。
しかし、
Vさんは、あまり説明が得意ではなく
Vさんの話かたでは
解雇の4要件を満たしており、解雇は致し方なく、
Vさんも納得して退職したように聞こえるのです。
労基署の職員は、
社労士の資格をお持ちのことが多いと思います。
労務の知識は、
私など足元にも及ばないほどお持ちだと思うのですが、
相談者の話を根気強く聞くプロ(カウンセラー)ではないことが多いです。
混乱して感情と事実、想像と思い込みが混在したVさんの説明では、
労基署の職員や社労士さんには伝わらなかったのです。
カウンセラーでもあるキャリアコンサルタントは
事実だけでなく、感情に重きをおいてお話を伺います。
Vさんのお話(事実)だけを聞けば、不当解雇ではないので
労基の判断は、間違いではありません。
しかし、
Vさんの感情(不当解雇されて悔しい)に焦点を当てて聴くと
Vさん受けた理不尽な扱いが見えてきました。
そこで、
説明の仕方を、いっしょに考え練習し、
再度、法テラス(無料の弁護士法律相談)に
相談に行っていただきました。
すると・・・。
「不当解雇!俺はまったく悪くないって!😀」
心の闇が晴れたVさんは、心機一転、就職活動をがんばり、
みごと1ヶ月半で再就職を果たしました。
私のところには、
他の相談機関で相談したがうまく行かなかったという人が
よくご相談に来られます。
Vさんのケースもそうですが
相談内容は、特段むつかしいことではなく
私にとっては、よく聞く内容です。
でも、他の相談機関では、
解決への糸口さえ見つけることができず
無力感と憤りを抱えてお越しになる方がとても多いのです。
なにも、
私がすごいカウンセラーです
とアピールするために言っているのではなく
ただ単に、専門が違うとうまくいかないというだけです。
お医者さんなら、科がわかれていることを受け入れられるのに
弁護士や社労士、
キャリア・コンサルタント・カウンセラーなどだと
専門があるとは、一般の方は思わないんですよね
かかりつけの内科で目の相談した場合、
一般的な相談にはのってもらえても
治療は「目医者に行ってくれ」といわれますよね?
弁護士や社労士、キャリア・コンサルタント・カウンセラーなどにも
専門ってあります。
キャリア・コンサルタントの専門・・っていうと対象だけでも
「中高生」「大学・新卒・第2新卒」「ニート・ひきこもり(若年)」
「障がい者」「元ホームレス」「長期失業者」
「中高年」「高齢者」「母子家庭」「女性」
「ハイクラス(年収800万以上)」
「非行少年」「○○中毒者」「元受刑者」
などなど多くあります。
支援対象が違えば、支援の仕方も違います。
「障がい者」の就業支援なんて障がいごとに違います。
私は、「就職相談」が専門なので「進学相談」は経験不足です。
なので、
Q10年引きこもってます。社会復帰できますか?
という相談にはアドバイスできますが、
Qあいうえ高校と、かきくけ高校どっちに行くほうが就職に有利ですか?
という相談には、的確なアドバイスができないのです(^_^;)
得意なことと苦手なことをキチンと相談者に説明できる
専門家ばかりだといいのですが、
「先生」と呼ばれる人って、なかなか素直に言えないんですよね。
「わからない」って
弁護士、社労士、ハローワークの職員、労働基準監督署の職員
キャリア・コンサルタント(カウンセラー)は、
一般的な回答をするための知識はありますが
専門以外の、判例や慣習、時代考証まで、わかるとは限りません。
相談した時にもらった回答に納得がいかない時には、
あきらめず
3箇所(3人)の、専門家に尋ねてみましょう。
きっと、あなたにピタっと来る専門家がいるはずです。
相談のしかたがわからないときは、一緒に考えましょう。
個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約









