投稿者「ミネ」のアーカイブ

職務経歴書で差をつける:製造職のアピール項目:製造に関わる数字:おとな塾

職務経歴書には
実績がわかるように、数字を入れるほうが良いとよく言われます。

しかし、
営業ならともかく他の職種では、
「数字」が思い浮かばないことがありますよね

製造の場合
「不良品」「納期」「製造数」などについて
・はじめの数字
・どういう工夫、努力をしたのか
・工夫、努力をした後の数字
・その結果、どのような評価をされたのか
を書きだしてみましょう。

例えば

不良品の発生率(製造、生産管理)や不良品の発見率(検品)
書きかたとしては、たとえば
・不良品発生率:前年度8% → 0%
・不良品発見率:前年度78% → 100%
・不良品流出率:前年度22% → 0%
不良品発見率が上がれば、不良品流出率は下がりますね。
どちらが、インパクトのある数字かを検討してください。
(参考記事)書類選考に通る職務経歴の書きかた17 インパクトのある表現を使用する

書類選考に通る職務経歴の書きかた17 インパクトのある表現を使用する

製造数の増加
書きかたとしては、たとえば
・製造数:前年度1200個/1日 → 2600個/1日
など、なにか工夫をした結果製造数が増えたとアピールします。

他にも
業者、顧客、本社や事務との関係によって、
コスト削減、受注増、新製品開発などの結果がでることもあります。

最終的に職務経歴書に数字を記載しないでも構いませんが、
具体的にエピソードを思い出し書きだすことによって
応募できる案件が増えたり
面接で自信を持って自己PRできたりしますので
ぜひ「数字」に着目して職歴の書きだしをしてみてください。

書きかたに迷ったら、おとな塾で一緒にやりましょう。

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

職務経歴書で差をつける:製造職のアピール項目:取扱商品の書きかた:おとな塾

製造の専門工の場合
取扱商品の詳細を記載するとよい場合があります。

私は、たくさんの例をあげることはできないのですが

例えば、
プレス工であれば
・サイズ(薄物:t=0.03mm~t=0.5mm)
・材料(アルミニウム、真鍮、銅)
などです。

特定の商品加工の使用経験者であれば
年齢関係なく雇いたい(高齢者でも可)という会社もあります。

取扱商品の詳細も、
一度洗い出してみてはいかがでしょうか。

書きかたに迷ったら、おとな塾で一緒にやりましょう。

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

職務経歴書で差をつける:製造職のアピール項目:機械操作経験の書きかた:おとな塾

製造工の場合
使用機械の名前(参照記事)とともに、どれくらい使えるかを記載すると良いです。

私は、製造機械には詳しくないので
使用機械の名称を列挙することはできないのですが

たとえば
・汎用フライス盤(韓国製、大隈豊和製)
設定・清掃・修理が可能です。
・NCフライス盤(大隈豊和製、ファナック製のコンピューター制御)
設定・清掃・簡単な修理が可能です。
などです。

セッティングされた機械を使うだけではなく
新品機械の導入、初期設定や、清掃、簡単なメンテナンスや部品交換など
ができると、ただ使える人よりも、採用される可能性は高まります。

特に、古い機械の修理ができる人は、需要が高い職場もあります。

過去の事例では、
60代後半の中卒男性が、古い上にレアな機械の修理までできる
ということで、即決で採用が決まりました。

あなたの経験を欲しがる職場を見つけるために、一工夫しましょう。

余談ですが
いま転職を予定している製造職の人は、
修理まで経験してから辞めてもいいかもしれないですね。
有利に転職を始められる工夫も大切です。

書きかたに迷ったら、おとな塾で一緒にやりましょう。

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

転職10回以上アラサー女性の履歴書・職務経歴書サポート事例その5お客様の声:おとな塾

この記事の続きです。

Aさんの応募書類完成後のアンケートです。


おとな塾のサービスはお役に立ちましたか?

とても役に立ちました。自分では上手くまとめられないので。


あってはならないことですが、
また転職の機会があれば、おとな塾を利用したいと思いますか?

状況によっては使いたいですね。
自分の事となると、なかなか客観的に見るのは難しいので、
第三者の意見や視点を借りるというのは、非常に効果的だと思いますので。


今後、おとな塾に期待するサービスはなんですか?

会社に入ってからの定着支援。


おとな塾からのアドバイスで印象に残っている(役に立った)
ものがあれば教えてください

職務経歴書の書き方ですね。
私の場合は、数多くの職場を経験していたので、
どうまとめたらいいのか見当がつきませんでした。
ミネ様がまとめて下さって、本当に助かりました。


おとな塾ミネへ何かメッセージがあればお願いします。

大変な作業だったと思いますが、本当にありがとうございました。
まだ、志望の会社に応募する勇気が出ないのですが、
勉強をもう少し頑張って、自分に自信が持てるようになったら、
飛び込んでみたいと思います。
そうすれば、あとは面接ですね。
そちらも頂いたアドバイスを参考に、乗りきりたいです。


ブログ等で紹介させていただいてもよろしいですか?

いいですよ。

☆おとな塾ミネの感想
Aさんには、おとな塾の提案を柔軟に受け入れていただけたので
作成がスムーズに進みました。
履歴書・職務経歴書の作成は、実際の応募に際してだけではなく
自信をつけるためや面接対策、自分再発見にも活用できます。
今回のことがAさんのキャリアアップになれば幸いです。

転職回数が多い、短期離職の繰り返し、ブランクが長い
困難な状況を一人で悩まずに一緒に考えませんか?

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

転職10回以上アラサー女性の履歴書・職務経歴書サポート事例その4:おとな塾

この記事の続きです。

作成に際して、気をつけた点の第3は
ネガティブに取られかねない情報(経歴)が多かったため
あえて情報量(文字)を少なくしたということです。

応募職種に全く関係ない職歴や短期離職については
面接で突っ込まれたくないために履歴書・職務経歴書
ではあまり記載しないように、
書くとすればなるべくまとめて話せるよう記載しました。
また、
触れて欲しい経歴について書き込みすぎて、
書いていない項目との差が悪目立ちしないようにしました。

このやりかたは、
コミュニケーションスキルが高い人のほうがうまくいきます。
(面接対策をしっかりやれば、口下手な人でも大丈夫です)

Aさんには「全体的にふわっとさせときましょう!」とお伝えしました。
この言葉のニュアンスがわかるAさんだからこそ使えた戦法でもあります。

ネガティブな情報は、文字(履歴書・職務経歴書)ではなく
言葉(面接)で伝えるほうが良い。
というのは、ブログの記事でも何度も申しています。
これは、どんな人、どんなケースでも共通です。

しかし、
ポジティブな事柄についても、全部を履歴書・職務経歴書に記載するより
興味を引く程度の記載に留めたほうが
より面接を有利に運ぶことができる場合もあります。

次の記事では、Aさんの感想を掲載します。
その5

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

転職10回以上アラサー女性の履歴書・職務経歴書サポート事例その3:おとな塾

この記事の続きです。

作成に際して、気をつけた点の第2は
似たような経験すらない未経験職種への転職に際して
応募先企業へどう自己PRするかということです。

転職回数が、7社を超えると、一般的な履歴書の行数を超えてしまいます。
そこで、
履歴書に記載する企業を減らす必要が生じることがあります

経験職種に応募するときには、
経験職種に従事した企業だけ書きだすなどで
履歴書に記載する企業を減らすことができます。
(その他の転職回数が多い人のための履歴書のまとめかた→参考記事)

しかし、未経験職種に応募となると
どの企業の経歴を履歴書に記載するかの選定が必要です。

先の記事でも申しましたように、
面接では履歴書をベースに経歴を聞かれることが多いです。
このため
詳しく聞いてほしい企業名を記載すると
その経験について詳しく話すチャンスができます。
また、
あまり聞いてほしくない企業は、職歴書には記載したとしても
履歴書に記載しないことで、面接で突っ込まれる可能性が
少しでも少なくなります。

Aさんの場合

Aさんが希望する職種には多面性や人当たりも要求されます。
幸い、
Aさんのアピールポイントは人見知りしないところや
コミュニケーション力、適応力だったため
これをベースに履歴書に記載する企業を選定しました。
(一部Aさんのご要望で上記の範疇にない経歴も履歴書に記載しました)

履歴書の行数に合わせて経験企業数を減らすというと
大抵の人は、社歴が長いor正社員歴を優先しようとします。
しかし、
その経歴(入退職理由も含め)について、
面接で自己アピールにつなげる事ができますか?

繰り返しになりますが、書類選考の後には面接が待っています。
面接を見越して履歴書・職務経歴書は作成すべきです。

次の記事では、ネガティブな情報の表しかたです。
その4その5

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

転職10回以上アラサー女性の履歴書・職務経歴書サポート事例その2:おとな塾

この記事の続きです。

作成に際して、気をつけた点の第1は
書類選考だけではなく、面接の受け答えも想定しながら
履歴書・職務経歴書の作成をおこなったということです。

書類選考を通過した後には面接がまっています。
面接で面接官は、履歴書・職務経歴書を見ながら、求職者に質問をします。

すなわち、
履歴書・職務経歴書の記載内容に関連することは
必ず面接で聞かれると考えて、準備したほうが良いということです。

特に、記載企業での職務内容と入退職理由は、必ず聞かれます。

今回のAさんの場合は、この入退職理由に少し工夫が必要でした。

Aさんの入退職理由は、
入社理由:興味があった
退職理由:仕事が合わない
が多く、短期間での退職も目立ちました。

通常であれば、履歴書・職務経歴書作成では
会社・経験・職種・理念などで統一し
なるべく1つのものごとに一生懸命取り組んでいたことを
アピールしていくのですが
Aさんの場合、それでは面接で短期離職と入退職理由で
突っ込まれ、ドツボにはまってしまうことは目に見えています。

そのために、あえて「好奇心旺盛」「チャレンジ」を
全面に押して履歴書・職務経歴書を作成しました。
そして、面接では
「20代はチャレンジ(悪く言えばふらふら)その経験を活かし30代で開花」
を軸に受け答えを考えていただきました。

どう取り繕っても突っ込まれることは突っ込まれます
消せない過去は、潔く認めた上で、アピールポイントを考えたほうが
面接で良いコミュニケーションが取れる可能性が高くなります。

転職・求職活動に正解はありません。
1人ひとりの歴史と個性に合わせ対策を練るべきです。

次の記事では、未経験職種への応募に際して気をつけた点を記事にしていきます。
その3その4その5

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

転職10回以上アラサー女性の履歴書・職務経歴書サポート事例その1:おとな塾

転職回数10回以上
未経験職種を希望する30代前後の女性Aさん
の履歴書・職務経歴書の作成サポートをしました。

未経験職種を希望しており転職回数も多いので
応募書類をどうまとめていいかわからないということで
おとな塾へご相談いただきました。
(ご本人様の許可を得て個人を特定されない範囲で公開しています)

転職回数が多いと、履歴書作成からどうしていいのか
わからないという人も結構いらっしゃいます。
今回のAさんも
履歴書と職務経歴書はなく経歴を羅列しただけのメモを
もとに1から履歴書・職務経歴書を作成しました。

作成に際して、気をつけた点は

1:場当たり的に見える入退職理由が多いため、
履歴書・職務経歴書作成だけではなく、面接の受け答えも同時に考えた。

2:希望職種が、同種や関連する経験もない
まったくの未経験職種であったため、
ご経験のどの部分をアピールすれば自己PRにつなげることができるかを考えた。

3:詳細を記載すると面接でつっこまれる経歴が多いため
あえて文字数を少なくし、Aさんのコミュニケーション力を活かせるようにした。

次回の記事では、作成に際して気をつけた点を記事にしていきます。
その2、その3、その4、その5

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約]

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

50代男性、20年ニートから職人就職!強い決意と行動力で自ら求人を開拓した挑戦:おとな塾

20年近くニートで引きこもっていた
50代男性(Aさん)が、職人として就職しました。

Aさんが就職できたのは、
「強い決意と行動力で、自分で求人を開拓した」からでした。

Aさんが初めてご相談に来られた時には
就職の相談ではなく、生活のご相談でした。

同居していた親御さんから
「1ヶ月で仕事を決めないなら、追い出す」と言われたそうです。

50代のAさんのご両親ですから、ご年齢は、おそらく70歳以上。
自分たちが面倒を見てこられた今までと違う
今後のことを考えての決断だったのでしょう。

とは言え、Aさんは、
「20年近くも仕事してないのに、見つかるわけない」
と、途方に暮れた様子でした。

初回面談では、
とてもまとまった話ができる状態ではなかったAさんですが、
面談の回数を重ねるたびに、ポツポツと仕事に対する思いを話し始めました。

若い頃は、一生懸命働いたこと。
仕事をする中で、何が楽しいのかわからなくなってしまったこと。
仕事をしない毎日でも、退屈はしなかったこと。
数年前に、働こうかな?という気分になり、ある習いごとに通ったこと。

そこまでのお話を伺うまでに、すでに1ヶ月の時間が経っていました。

幸い、
仕事の相談に熱心に通っていることがご両親にも伝わり、
追い出し日を伸ばしてもらえることになりました。

追い出し日が伸びたことで、少し心が軽くなったのか、
Aさんは、求人票をもって現れました。

Aさん「応募しようと思うねんけどどうしたら良い?」

そこから、履歴書・職務経歴書など応募書類を作成し
経験職種で、数件応募しました。

しかし、なかなか良い結果(採用)がでず、Aさんも落ち込んでいる・・・
かと思いきや吹っ切れたような顔で、ご相談に見えました。

Aさん「やっぱり、○○を仕事にしたい!」
ミネ 「以前に習われた職種ですね」
Aさん「うん。やっぱり○○している時、楽しかったし
講師の先生にも実習先でもほめられたし向いてると思うねん」

本人の特定を防ぐために、○○を伏字にしていますが、
いわゆる職人と呼ばれる職業です。

○○の仕事は、人手不足ではあるけれども、
職人の高齢化が進んでいるために
ネットや職安に求人として出ることが少ないです。

そこで、
○○に関連するお仕事を探したのですが、
Aさんの年齢で応募できる求人は少なく、Aさんは苦戦を強いられていました。

そんなある日、
地に足がついていないようなフワフワした様子で
現れたAさんは、黙って席に座りました。

しばらく自分の手を見つめていた
Aさんは、ゆっくりと就職活動の日々を話し始めました。

家を追い出されそうになったこと
途方に暮れ、ひどく落ち込んだこと
やる気になれば、すぐに就職は決まると思っていたのに
決まらず絶望したこと・・・・etc。

Aさん「ミネさんにも、たくさん助けてもらってけど・・・」
ミネ 「・・・・」

Aさん「仕事決まってん😀」
ミネ 「・・・・🤯!」

Aさん「○○の求人あんまりなかったやん」
ミネ 「はい」

Aさん「でも、高齢化で後継者がおらんやん」
ミネ 「そうですね」

Aさん「求人待っててもラチあかんなと思って
○○職人探して、1軒1軒まわってん」

Aさんは履歴書と職務経歴書を持って、○○職人のお宅を1軒1軒まわり
どれだけ自分が、○○の仕事をしたいと思っているかを説明し、
自分の作業を見てくれ!と頼んでまわったそうです。

幸運にも職人さんは、快く受け入れてくださり
Aさんの作業についても「できが良い」と、褒めて下さったそうです。

その中の1人が
「本気でヤル気があるなら、俺が面倒見たる」といってくれたのです。

正直このAさんの成功例は、特殊なケースです。
ドラマ化でもできそうなくらいです。

私は、あまりお役に立ててはいないと思います。
Aさんのお話を聞いて、応募書類の作成と経歴の整理をしていっただけですから。

しかし、逆に言えば
20年と言う長期間、ひきこもっていても
50歳以上でも(若くなくても)
求人がハローワークやネットにでていなくでも
ガッツとヤル気とやりたい(働きたい)という気持ちさえあれば
仕事につくことはできるということでは、ないでしょうか。

あなたの過去や現在がどうでも、未来はかえることができます。
一緒に未来を切り拓いてみませんか?

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。

未経験職種で40代男性が就職成功!ちょっとの工夫でキャリアを切り拓いた事例:おとな塾

1年以上、失業状態だった
アラフィフ男性(Aさん)が、未経験職種で採用されました。

Aさんが採用されたのは、
「ちょっとの工夫をあきらめなかった」からでした。

初回対面相談にいらっしゃったAさんは、とても怒っていました。

Aさん「あんたのことなんか信用してないから」
ドカッと椅子に座り、上目遣いに睨みつけながら
Aさんは、そう言いました。

Aさん「俺みたいに職歴がグチャグチャで資格もないやつ
就職できへんっておもてるんやろ?」
ミネ 「・・・・」

Aさん「こんな相談、前にも行ったことあるねん」
ミネ 「そうなんですか」

Aさん「職務経歴書を何回も書きなおさせられて、
いい加減、応募の話してくれって言ったら
あなたみたいな経歴の人は就職難しいって、言われたわ」

ミネ 「そんなこと言われたんですか」
Aさん「あんたもそう思ってんねやろ?」
ミネ 「ご経歴がわからないのでなんとも言えないけど・・・」

Aさんは、履歴書と職務経歴書を見せてくれました。
何回も書きなおしたと言うだけあって、
職務経歴書は、しっかりと作りこまれていました。
しかし、確かに会社名と職種だけ見れば
「何を専門にしてきたのか」がよくわからないご経歴でした。

Aさん「ほら!経歴グチャグチャやろ?あかんやろ?!」
ミネ 「もう少しお聞きしてからでもいいですか?」

Aさんに
「なぜその会社のその職種を選んだのか」「なぜ退職したのか」
を1社1社お聞きして行きました。

そうすると一見、
転職回数も多く、職種も統一されておらず
雇用形態も契約社員、アルバイト、半自営など
場当たり的に仕事をしてきたかのように見える
Aさんの職歴に1本筋が通っていることがわかりました。

ミネ 「Aさんの経歴はグチャグチャちゃいますよ」
Aさん「嘘や!グチャグチャやん。それくらいわかるわ」
ミネ 「伝えやすい職歴ではないけど1本筋は通ってますよ」

Aさんが仕事=キャリアとして選んできたのは
「人のために尽くす」でした。

求められたり、頼られたりすると断れない性格のAさんは、
ついついその場で求められた職場で働いてきたのです。
そのために、雇用形態や職種が統一されていなかったのです。

ミネ 「Aさんの希望職種は何ですか?」
Aさん「・・・俺、あんたみたいな仕事したいねん」

ミネ 「私みたいな仕事?」
Aさん「資格ないけど、困ってる人助けたりしたいねん」

ミネ 「なるほど」
Aさん「でも、無理やのわかってるねん」

ミネ 「無理とは思わないですよ」
Aさん「嘘や!資格もないのに」

ミネ 「支援の仕事は、メンタルしんどいけど大丈夫ですか?」
Aさん「それは・・大丈夫やけど・・資格が・・・」

ミネ 「大丈夫。○○に電話して○○資格の証明書くださいって言ってください」
Aさん「○○資格なんか持ってないで」

ミネ 「大丈夫」
Aさん「嘘や!」

ミネ 「うん。嘘です。騙したろうと思ってるから電話してください」
Aさん「え?ホンマなん?」

初回対面相談の最後は、コントのようなやり取りでしたが
○○へ問い合わせのお電話をすることはお約束いただけました。

2回めの対面相談に現れたAさん「○○の資格あったわ」
ミネ 「騙されてよかったでしょ。ほな、この求人に応募しませんか」
Aさん「する!する!!応募する!!!」

3回めの対面相談に現れたAさんは、ニコニコ顔の上機嫌でした。
Aさん「採用決まりました」

Aさんは、年齢や転職回数や資格の有無で不採用続きでした。
しかも、せっかく相談に行ったのにキャリア・コンサルタントから
ひどい言葉を投げつけられました。
でも、
あきらめずに、就職活動を続け、ご相談に来てくださいました。
このガッツは、本当に素晴らしいと思います。

企業の人事のかたは、今メンタル不調に気を配っておられると思います。
このAさんのように「あきらめないど根性」で就職活動をしている人は
きっとメンタル強いですよ!
年齢や、転職回数やブランク期間、資格だけで切り捨てず、
ぜひ選考ステージにのせてください。よろしくお願いします。

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

よろしければ、Facebookページにも「いいね!」をお願いします。