・若年者就労支援」カテゴリーアーカイブ

新卒の就労や定着支援、非行少年の就労支援など、10代20代の若年者の就労支援について書きます。

親子就活:子どもの幸せなキャリアを願うなら、仕事の愚痴を子どもに聞かせてはいけない

この記事の続きです。

就活、転活中の子供を追いこまないために
最低限、知っておいていただいきたいことの最後は、
「仕事のネガティブな愚痴を言ってはいけない」
ということです。

これは就活中の子だけでなく
小さなお子さんのいるご家庭でも、子供の前で
仕事の愚痴を言わないでください。
子供にとって、親は一番身近な社会人です。
その社会人が、
仕事の愚痴ばかり口にしていたらどうでしょう?

「一生懸命働いたって、会社の都合で解雇される」
「どうせ歯車の一つにすぎない、代わりはいくらでもいる」
「無能なくせに世渡りだけうまい奴が出世する」

疲れた表情で会社の悪口を言う社会人の姿をみて
「働きたい!」と思う人がいるでしょうか?

もちろん、「働くこと」は楽しいばかりではありません。
「つらいこと」を伝えていただくのは大切です。
しかし、お子様には
「つらいけど、やりがいもある」
と捉えられるようにポジティブなお話を
してあげて欲しいと就職支援の現場から私は思うのです。

保護者も人間ですから、愚痴を言いたい時もあるでしょう。
でも、やりがいのあることや楽しいこともあるでしょう。

仕事はつらいことばかりというのであれば
仕事に直接関係しなくてもかまいません。
お給料で、家族でご飯が食べられるでも良いし
休憩時間に同僚と話をするのが楽しいでもいいのです。

子どもが「はたらくってそういうことか」とポジティブに受け取れる
お話をぜひたくさんしてあげてくださいませ。

支援のしかたがわからないときは、一緒に考えましょう。
親子で一緒にお受けいただくことも可能です。

個性、特性、お困り事にあわせた研修や
キャリア・カウンセリング、コンサルティングは、
大阪天王寺のおとな塾へお越しください→予約

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親子就活:大企業や公務員が安定しているとは限らない:リスクとやりがいに目を向ける

この記事の続きです。

就活、転活中の子供を追いこまないために
最低限、知っておいていただいきたい2つめは
「大企業や公務員が安定しているとは限らない」
ということです。

これも、正社員信仰と同じで
「大企業や公務員は安定している(クビになりにくい)」
という理由で希望される就活生、転職者、
そしてそのご家族がいらっしゃいます。
たしかに、
名前を知らない小さな会社や
創業の浅いベンチャー企業より
倒産の可能性は低く、解雇のハードルは高いかもしれません。
しかし、
会社が潰れなくても、会社にクビを宣告されなくても
自分で会社を辞める可能性は、どうでしょうか?

極端なブラック企業は別ですが
企業規模にかかわらず、辞める時は辞めますよね。
では、
辞めた後はどうでしょうか?

「大手企業、公務員は安定している」と
あなたが思っているのと同じように、採用担当者も思っています。

面接で言われますよ。
「いい会社に入社できたのにもったいない」
「公務員ですら辞めたのにウチの仕事なんか続かないよ」と。

そのイメージ故に、
大手企業や公務員からの転職活動は、簡単でないことが多いです。

「安定」だけをもとめ「大手企業や公務員」にこだわらず
「やりがいや興味」を基準に仕事と職場を選んだほうが
結果的に
「安定した職業人生」が得られると、就職支援の現場から私は思うのです。

保護者のかたは、子どものために良かれと思っておっしゃるのだ
と思いますが、
子どものためにとやったことが、必ずしもよい結果になるわけではない
ということもあります。

就職事情、雇用事情は時世によって変わります。
時代にマッチした
子どもの特性や個性、希望を大切にする支援をぜひお願いいたします。

支援のしかたがわからないときは、一緒に考えましょう。
親子で一緒にお受けいただくことも可能です。

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親子就活:就職活動中の子供のために親が最低限知っておきたい3つの真実

政府が公表した24年版自殺対策白書*によると
平成23年に自殺した学生の数は1029人。
警察庁の統計では「就職失敗」による
10~20代の自殺者数は150人。
自殺の理由が判明している10~20代の若者だけの数です。
理由が判明していない若者や
既卒の30歳以上の転職失敗による自殺者の数をあわせると
どれくらいになるのでしょうか・・・。

就職活動や転職活動がうまくいかないくらいで
死ぬことはないといっても、
不採用通知を受け取るたびに
全人格を否定されたように感じ、とても辛いのです。

就職活動中の子供、転職活動中の子供を
追い込まないために、最低限、保護者のかたに
知っておいていただきたいことが3つあります。

・正規社員が非正規より必ずしもいいわけではない
・大企業や公務員が安定しているとは限らない
・仕事のネガティブな愚痴を言ってはいけない

次の記事から、上記3点について書いていきます。
(参考 1  2  3 )

支援のしかたがわからないときは、一緒に考えましょう。
親子で一緒にお受けいただくことも可能です。

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*最新の公表(令和6年版自殺対策白書、令和5年統計)では、統計の用語や集計範囲が変わっています。記事の主旨を明確にするために過去のデータを使用しています。

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履歴書と職務経歴書の書きかた|少年院に入っていた元非行少年が知っておきたい準備と工夫

おとな塾のミネこと私は、現在少年矯正院(少年院)でも
キャリア・コンサルティングをしています。
その中で、よくある質問が


「少年院に入っていたことを履歴書に書くべきですか?」


少年犯罪は、履歴書に記載の義務はありません。

しかし、
高校在学中に少年院に入ったために、留年や転校等した場合には
履歴書に記載しなくとも、留年や転校の理由として
面接の際に説明する必要が生じます。

簡単に言うと
「少年院に入ってた」と言わなくてもいいけれど
「どうして留年したの?」「なんのために転校したの?」と聞かれたら
「少年院に入ってたから」以外の理由を答えられますか?
答えられないなら、言わなくてもいいけど「少年院に入ってたから」と
言わないといけなくなりませんか?ということです。

履歴書や職務経歴書に記載しなくてもいいですが
面接で聞かれると思って、答えかたを準備しないといけません。

その他の書きかたは、タグ「個別事情の応募書類の書きかた」を参考にしてください。

書き方がわからないときは、一緒に考えましょう。
転職の相談、お仕事の相談、聞いてほしいだけでもかまいません。

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非行少年に必要な進路サポート就労支援:「失敗しない進路」と「失敗してもいい」の重要性

おとな塾では少年院での
キャリア・カウンセリングと就労・定着支援の講座をしています。
14歳~18歳までの少年が対象なので
職業経験も少なければ、職業知識もほとんどありません。

少年院は刑期より、
更生(社会でやっていける可能性と再犯の可能性)が
大切なので【現実的な将来の夢】や【現実的な就職先】の決定が重要視されます。

そのため、
ほとんどの子が職業研究や、自己理解をせずに
おとなが思い描く安定した進路(公務員や絶対入れる通信制高校)か
実現可能そうな職業(親や知人の会社)を選択します。

そして、
その進路や職業を【自分の将来】として受けいれなさいと言われるのです。

個別でカウンセリングをすると、
どの子も「2度と非行はしない。2度と失敗しない」というのですが
非行はともかく、こんな進路の決定の仕方では
失敗しないわけがないと思います。

失敗させないというなら、周りのおとなが
もっと進路についてしっかりサポートしなければいけません。

しかし
激動の時代ですから、どれだけサポートしても
10代の子に失敗しない進路を選択させることはむつかしいと私は思います。

だからこそ
「失敗してもいいじゃない」
「向き不向きなんか、やってみないとわからないよ」
「失敗は成功のもとだよ」
と周りのおとなが言ってあげるべきではないでしょうか。

失敗しないためのサポートより失敗から学力を付けさせるサポートが
今の子供には必要だとおとな塾は考えます。

Photo by Luxt Design

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